屋根の塗装
近年の環境の変化により太陽光の紫外線、酸性雨など建物を取り巻く環境はますます 厳しくなっています。屋根は建物の中でも一番過酷な状況下にあり、紫外線や酸性雨、風雨による影響を直接受け、劣化が激しく経年とともに痛んできます。長期間放置しておくと、雨漏り等のトラブルも発生し、屋根面だけでなく建物自体の寿命も短くしてしまいますので、できるだけ早期に塗替えされることをお勧めします。
○コロニアル、カラーベスト屋根の塗装例
○金属鋼板、トタン屋根の塗装例
○乾式コンクリート瓦(モニエル瓦、クボタ洋瓦、スカンジア瓦など)の塗装例
○金属鋼板、トタン屋根の塗装例
○乾式コンクリート瓦(モニエル瓦、クボタ洋瓦、スカンジア瓦など)の塗装例
コロニアル、カラーベスト屋根 | ||
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最近ではセメント瓦に比べて、コロニアル屋根、カラーベスト屋根のお家が多くなりました。紫外線や風雨等により、色あせ、チョーキング、その他に素材が薄いことから、ヒビ割れや反りが表れやすいのもコロニアル屋根の特徴です。塗装後は重なり部分の縁切りを行い、雨水の漏水を防ぐといった作業も現実に施工しなければなりません。 | ||
1.施工前 紫外線や風雨等により、色あせ、チョーキングしています。 |
2.高圧水洗浄 汚れ、カビ、コケなどを丁寧に取り除きます。 |
3.下塗り(シーラー) 変成シリコン系シーリング材で外壁表面、目地のヒビに充填していきます。 |
4.中塗り(弱溶剤ウレタン塗料1回目) 窓ガラスやその他、塗装しない部分をマスキングテープ、ビニールなどでふさぎます。 |
5.上塗り(弱溶剤ウレタン塗料2回目) 微細なヒビ割れ、巣穴などもカバーし、防水性能もある微弾性フィラーを塗布します。 |
6.施工後 |
金属鋼板、トタン屋根の塗装 | ||
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金属鋼板、折板、トタン屋根などの金属屋根は、近年特に紫外線や酸性雨の影響により、素地に雨水が浸食すると表面からサビが発生します。下から直接確認できないので以外とサビによる腐食が進行している場合があります。そのため他の屋根よりも早い段階での手入れが必要です。また劣化状況に適応した下地処理(ケレン)、錆止塗料の選択、塗り回数などが重要になります。上塗材は耐候性のある塗料選びや最近では機能面を配慮した遮熱塗料をお奨めします。 | ||
1.施工前 全体的に色あせが目立ちます。 |
2.ケレン・清掃 サビやホコリなど、専用の研磨材で除去します。 |
3.下塗り(錆止) 立上がり部、入隅部などを刷毛にて先に塗っていきます。 |
その後、ローラーにて全体を塗装していきます。 |
5.錆止塗装完了 錆止工程が終わりました。 |
5.中・上塗り 中・上塗りは耐候性のある弱溶剤型シリコン樹脂塗料で塗装します。錆止塗装同様、まずは刷毛で施工します。 |
ローラー塗りによる施工状況 |
6.施工後 新品同様になりました。 |
6.施工後 光沢も出て、すごく美しく仕上がりました。 |
乾式コンクリート瓦(モニエル瓦、クボタ洋瓦、スカンジア瓦など) | ||
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モニエル瓦、クボタ洋瓦、スカンジア瓦等の乾式コンクリート洋瓦には、瓦表面にスラリー層という砂・骨材・顔料懸濁液の水和硬化層により構成、着色された層があり、非常に脆弱なスラリー層を出来るだけ除去しなければ、表面部分の塗装となり、スラリー層全体の強化まで至らないため、塗装後早い段階で塗料が剥がれるということがあります。 そのため、このような乾式コンクリート瓦の施工の場合、当社では今回、オリエンタル塗料のスラリー瓦専用工法で施工させていただきます。 施工ノウハウ、技術、施工実績など信頼のおける業者に依頼しなければすぐに欠陥が生じます。 | ||
1.施工前 |
2.高圧洗浄機による高圧水洗浄 一番重要なのが洗浄工事。通常よりさらに入念に洗い流していきます。また、泥水が近隣に飛散しないよう十分配慮します。 |
3.瓦止工事(変成シリコン系シーリング材) 台風や強風時、または振動などによる瓦のズレを防ぎます。 |
4.モニエル瓦専用塗料 下塗り メーカーの施工要領を守り、確実に施工していきます。 |
5.モニエル瓦専用塗料 上塗り 下塗同様、施工します。 |
6.完成 |
6.施工後 |
6.施工後 |
6.施工後 |